【オーシャンS】さすが“坂路番長”ネロ好仕上げ

[ 2018年2月28日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=27日】午前7時、栗東トレセンの温度計はマイナス1度を表示していた。ただ、太陽が顔をのぞかせると春を思わせる陽気だった。小林は軽快に自転車をこぎ、森厩舎へ。オーシャンSに出走するネロは在厩で調整。年末から坂路でたっぷりと攻めを重ねてきた。日高助手も仕上がりの良さを口にする。

 「ここを使うことは決まっていたので、一から調整をやりました。1カ月ほどは休ませたけど、何ごともなく順調。いい意味で安定していますし、いつも通りの感じに戻っています」

 ネロは坂路での超速時計ゆえ、時に“坂路番長”の異名を取る。21日の1週前追い切りでは4F48秒6と桁違いの数字をマークした。「先週で仕上がった感じ。今回は重量もそう背負わないし、中山も悪くない」と話した。前走の京阪杯は58キロを背負いながら逃げ切った。「重量が重かったのもあるけど、ジョッキーもうまく乗ってくれました」。今回は2キロ減の56キロ。久々でも快足自慢が“一発回答”を導き出すか。

続きを表示

2018年2月28日のニュース