【万哲の乱 特別編】24日阪神11R 武豊オールマンリバーが条件好転

[ 2018年2月24日 08:00 ]

 2月は競馬サークルでは別れの季節。勇退する柴田光陽師(65)は取材が苦手な僕にとって、大切な人だった。大勢が陣取る調教師席ではなく、走路監視員がいる小部屋で双眼鏡を手にポツンと1人いることが多く、静かに優しく応じてくれた。01年菊花賞。「最終3コーナーの坂の下りで惰性をつけて、ロングスパートできれば…。スタミナだけはある馬だから」。ボソッと…。でも、僕と全く同じことをこの人は考えているんだなあ…。宣言通りに逃げた◎マイネルデスポット(2着=11番人気)はマンハッタンカフェには差されたが、懸命に粘り込んだ。当時は馬単や3連単はまだなく、馬連4万6210円を厚〜く的中。実は01年は仙台支局から競馬担当に戻った「再出発」の年。1年を通して、G1で万馬券になったのは菊花賞と阪神JFだけ。その2レースとも的中したことで「週刊文春」に取り上げてもらったのはいい思い出。柴田光先生、本当にお疲れさまでした。そして、今は京都競馬場の誘導馬として頑張っているマイネルデスポットにはいつまでも元気でいてほしいと思う。

 阪神11R・仁川Sは◎オールマンリバー。前走・東海S(7着)は強敵が集まっていたことを考えると、価値ある内容。2キロ減のハンデ54キロに加え、阪神ダートは3戦1勝、2着2回と得意にしている。好相性の武豊と再コンビで狙い頃。

 《もうひと押し》阪神10R・マーガレットSは◎オジョーノキセキ。2週後のフィリーズレビュー(阪神1400メートル)につい使いたくなるのを我慢して、適距離の1200メートルを再び使ってきた。強力牡馬もいるが、ベスト舞台で連勝のチャンス。

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2018年2月24日のニュース