【阪急杯】モーニン、芝で目覚める時 前走で適性示し2戦目

[ 2018年2月21日 05:30 ]

前走の芝初戦で十分に適性を示したモーニン
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 「第62回阪急杯」に出走する2年前のフェブラリーS覇者モーニンは、新たなフィールドで目覚めようとしている。4歳でダート界の頂点に立った後は勝ち切れないレースが続いた。“やる気”を出させるため、ブリンカーを着けたり、脚質を替えてみるなど試行錯誤の日々。デビュー17戦目の前走(阪神C6着)で芝レースに初めて挑戦した。古川助手が振り返る。

 「馬に目覚めてほしかったし目先を変えて、きっかけになればと。思った以上にいい走りをしてくれたし、もう一回(芝を)使おうということになりました」

 レースは前半3F33秒6のハイペース。後方からの競馬になったが、直線は外からグイグイ伸びて掲示板(5着以内)に0秒1差まで迫った。「勢い良くいい脚を見せてくれた」と評価。勝ち馬イスラボニータを筆頭に、G1級のメンバー相手に芝適性は十分示した。

 先週15日には坂路で4F51秒4の好時計。「最後は少し鈍く感じたけど、1週前だったからね。やるごとに良くなっている」と力を込めた。この日も坂路2本をゆったり駆け上がり順調さをアピールした。

 3歳5月のデビューから282日、7戦目のG1制覇はダートG1の史上最速、最短記録だった。秘めたるポテンシャルからすれば、芝2戦目で大仕事をやってのける可能性は十分。その先には、高松宮記念(3月25日、中京)も見据える。「ここでいい結果が出れば、G1でも楽しみになるから」。G1タイトル獲得から2年。モーニンの目覚める時が来た。

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2018年2月21日のニュース