【フェブラリーS】ドリーム首差2着…連覇目前で鈍った脚色

[ 2018年2月19日 05:30 ]

<フェブラリーS>優勝したノンコノユメ(左)と激しく競り合うも2着に終わったゴールドドリーム(右)
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 直線半ばで早々と先頭に躍り出たゴールドドリーム。連覇へ盤石の電車道。誰もがそう思ったが、残り100メートルで脚色が鈍った。内からインカンテーション、外からノンコノユメが挟み込むように追い詰める。ムーアが右ステッキを連発し必死に抵抗したが、最後はノンコの末脚に首差屈し、連覇の夢は散った。

 出遅れはいつも通り「ノープロブレム」と振り返った鞍上。後方待機から直線勝負に懸けるのがスタイルだが、この日は早めにエンジンを吹かして先行馬群を捉えた。「早めに動かざるを得ない展開だった。その分、最後に止まった」。名手は言葉少なに肩を落とした。

 平田師も「ライアンが言った通り、動くのが早かった。それに尽きる」と敗戦の弁。その上で「先行馬も強力だから、届くかどうか不安があったんだろう。鞍上も落ち込んでいた。でも並んでから差し返そうとしたし力は示した。今日は勝った馬が強かった」と鞍上をかばった。

 選出されているドバイワールドC(3月31日、メイダン)については「オーナー(吉田勝己氏)と相談したい。ライアンは“2000メートルは長いかも”と言っていた」と話すにとどめた。敗れはしたが、最優秀ダートホースの意地は見せた。まだ5歳。リベンジの機会はいくらでもある。

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2018年2月19日のニュース