【フェブラリーS】アウォーディー復活!3F37秒9好時計

[ 2018年2月16日 05:30 ]

CWコース単走で追い切られたアウォーディー
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 18年G1開幕戦「第35回フェブラリーS」の出走馬が15日に確定した。栗東ではダート重賞V5の実力馬アウォーディーが木曜追い切り。CWコース単走で好時計を叩き出し、ベテラン健在をアピールした。8歳にしてデビュー以来初となるマイル戦で、中央での初G1獲りに挑む。なお同レースの枠順は16日に決まる。

 8歳を迎えても元気いっぱい。アウォーディーは開門して間もなく、CWコースに姿を見せた。単走で向正面から徐々にペースアップ。4コーナーは外めを回ってスピードを乗せる。ビシッと追われてラスト1F11秒7。全体時計も6F80秒5で、しまい3F37秒9と好時計をマークした。松永幹師が納得の表情で切りだす。

 「間隔が詰まっているので単走でやりました。しまいをやる予定だったけど、テンもいい具合で入った。いい動きでした。乗っていた人間も“いい感じ”と言ってましたね」

 前走は先月31日の川崎記念で3着だった。トレーナーが言うように「いいスタートではなかった」が、シュッとポジションを上げた。5番手のインで折り合いを付け、勝負どころから前を追った。脚が鈍ることもなく3着でゴール。「内容は良かったし、いいレースだったと思う」と振り返った。

 今回は芝で走っていた時も通して、40走目にして初めてマイルを走る。これまで一番短かったのは1800メートル。松永幹師は「本来はそんなにスタートが遅い馬ではないし、ついていけないことはないと思う。芝からのスタートもいい。集中して走ってくれると思う」と前向きに展望を語った。

 ダート界は群雄割拠の時代。昨年のJRAダート重賞を見ても、2勝したのはゴールドドリームのみ。条件によって勝ち馬がコロコロ変わっている。ダートの左回り【2・1・1・2】は大きな強み。「勝ったり負けたりしているメンバー。もうひと頑張りしてもらいたいですね」と師。16年のJBCクラシック以来遠ざかっているG1勝利。初距離への“未知の魅力”も乗せて、ベテランが復活の美酒を目指す。

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