リーディングにこだわらず!“一戦集中”御神本の光るポリシー

[ 2018年2月9日 05:30 ]

リーディング6位もハイアベレージの連対率を誇る御神本騎手
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 【地方競馬です!!】御神本訓史(36)が凄みのある騎乗を見せている。8日終了現在、勝率28.9%、連対率44.9%のハイアベレージ。騎乗数が69鞍と少ないため、勝利数はリーディング6位の20勝だが「数より内容に重きを置きたい。なのでリーディングには、こだわりがないに等しい。こなせる数を守りながら一鞍一鞍の準備を怠らず、一戦一戦に集中して臨みたい。そしてそれが重賞勝利につながってくればと思っている」とポリシーを語った。

 昨年は8月28日に復帰後、約4カ月で66勝。「ケガが多かったが、それ以外は十分過ぎる結果だった」。全く腕がサビついていないことを証明した。1月17日には船橋記念をアピアで勝ち、15年2月以来の重賞制覇も飾った。同馬は13年のデビュー以来、御神本が主戦として騎乗し14年優駿スプリントを制覇。その後アピアはJRAに移籍したが、結果を出せず昨年2月に大井へ復帰。御神本も騎手免許失効を経て昨年復帰。それぞれ挫折を経たもの同士の久々の重賞Vだった。

 「思い入れの深い馬で重賞を勝ててうれしい。元々スピードはあったが以前に比べてパワーアップしている。幸先いいスタートが切れたし、これからも一緒にいいレースをしていきたい」。昨年以上に記録にも記憶にも残る結果を残してくれそうだ。(鈴木 智憲)

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2018年2月9日のニュース