【東京新聞杯】勝春ピストの逃走劇だ 角田師“同期”に期待大

[ 2018年2月2日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=1日】トレセンに普段見かけない赤白帽がちらほら。そう、騎手の卵たち、競馬学校騎手課程の36期生が短期研修に訪れているのだ。自分の名前が大きくプリントされたゼッケンを着用。関係者を見かけると深々と一礼し、大きな声であいさつしてくれる。

 その中に角田大和(やまと)君の姿を見つけた。14年のジョッキーベイビーズ優勝時はまだ幼いだけの少年だったが、あれから3年がたち、見違えるようにたくましくなった。同じ年頃の男児を持つオサムはそれだけで目頭が熱くなった。

 「今日はうちの厩舎の馬にも乗せてる。成長?そうだね。こっちは年取るばかりだよ」。笑ったのは父・角田師。馬上で風切る息子の姿にオーバーラップするのは競馬学校時代の自分の姿か。

 「今週は“同期”に頑張ってもらう。この距離で結果は出ていないけど単騎で行けるようなら」。期待を寄せるのは東京新聞杯のトウショウピスト。先手必勝、逃げ切りを狙う。鞍上は角田師と競馬学校の同期(5期生)、田中勝春だ。

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2018年2月2日のニュース