【細原・騎手で獲る 特別編】28日中京11R 絶好調の坂井タイセイスターリーが一変

[ 2018年1月28日 08:04 ]

 昨年11月からオーストラリアで修業中の坂井が一時帰国。土曜の中京は所属先である矢作厩舎の管理馬で3勝を挙げる活躍を見せた。矢作師が「手足が長く、騎手として恵まれた体型」と語るように、馬の頭まで届きそうな可動域の広い柔軟なフォームの持ち主。豪快な追いっぷりからも高い将来性を感じさせる。「若いうちに色々な経験を積んでほしい」という師匠の親心もあり、若手騎手として必要不可欠なメンタル面を強化。序盤のポジション取りや、仕掛けどころのタイミングなど極めて冷静な立ち回りで、まるで別人のような手綱さばきだった。この勢いに乗って日曜も。

 勝負レースは中京11R◎タイセイスターリー。半兄はマイルG12勝ミッキーアイルという良血。弟も昨年のシンザン記念2着など早い時期から頭角を現すも、激しい気性がネックとなりひと息の競馬が続いている。矢作師は「稽古は動くし、能力的には素晴らしいものを持っているが…」と普段から素質を認めながらも、「集中力だね」と最後で気を抜くレースぶりを敗因に挙げていた。素質は当然ながら重賞級、要は乗り方ひとつ。絶好調の若武者・坂井がこの馬の良さをうまく引き出せないか!? 少なからず鞍上の土曜の騎乗ぶりを見れば一変を予感させる。馬券は馬単・馬連。相手はダイメイプリンセス、ナインテイルズ、アドマイヤナイト、オーヴィレールの4頭。

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2018年1月28日のニュース