マイル女王ノースフライト死す 28歳で心不全 「フーちゃん」の愛称で親しまれる

[ 2018年1月22日 15:15 ]

28歳で死亡したノースフライト
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 94年に安田記念、マイルCSと2つのマイルCSを制覇したノースフライトが22日朝に心不全のため死亡したことが分かった。同年のJRA賞最優秀5歳以上牝馬にも選出されていた。

 繋養先だった大北牧場の齋藤敏雄氏「この仔は、この牧場で産まれ、かけがいのない馬で、本当に天からの授かりものでした。現役時代にはファンから『フーちゃん』の愛称で親しまれ牧場に戻ってきてからも多くのファンが毎年会いに来てくださいましたので、残念でなりません」と心情を明かし、「応援してくださった方々に、この場を借りてお礼申し上げます」とファンに感謝した。

 ノースフライトは通算11戦8勝で重賞6勝。09年までに10頭の子を産み、3頭目の産駒ミスキャストは01年の皐月賞で6着に入るなどG1戦線でも活躍。ミスキャストの産駒であるビートブラックが12年の天皇賞春を制した。

 ノースフライトが優勝して以来、安田記念は08年にウオッカが優勝するまで、マイルCSも同じく08年にブルーメンブラットが優勝するまで牝馬の勝利がなかった。まさに女傑の名を欲しいままにしていた名牝だった。

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2018年1月22日のニュース