【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】20日中京11R 覚醒したレッドアトゥが1000万級も楽々突破

[ 2018年1月20日 08:00 ]

 今週の美浦では、中山金杯で重賞2勝目を飾ったセダブリランテスの骨折というニュースが流れた。今年はG1戦戦での活躍が期待された逸材とあって残念だが、比較的程度は軽く、手術で骨片を除去すれば完治が可能な箇所だったのは不幸中の幸いだろう。そもそも、4歳を迎えてキャリアがまだ5戦という事実が示す通り、決して体質が強いタイプではない同馬。さらなるステップアップに向けての充電期間と前向きに捉え、再びターフに戻ってくる日を楽しみに待ちたい。

 本日の当欄では“社杯”の中京11R・中京スポニチ賞をピックアップ。ハンデ戦は勢いのある昇級馬を狙うのが記者のスタンスで、ここも阪神の500万戦を圧勝してきたレッドアトゥに◎で勝負だ。その前走は脚部不安による7カ月の長期休養明けだったが、後方から一頭だけ別次元の末脚を繰り出し、2着ネクストムーブに5馬身差のワンサイド勝ち。上がり3F37秒8は、2番目に速かった5着スズカガルチ(39秒1)を1秒3も上回った。休養前とは別馬のようなパフォーマンスで、充電期間を経て素質馬が覚醒した感がある。最終追いの動きが素晴らしく、久々激走の反動どころか大幅に良化。能力を考えればハンデ53キロは恵まれた印象で、1000万クラスも通過点にできる。

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2018年1月20日のニュース