尾形充師、JRA通算800勝まであと1勝!「燃えています」

[ 2018年1月19日 05:30 ]

尾形充弘調教師
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 来月2月末で定年の尾形充弘師(70)はJRA通算800勝まであと1。心穏やかに週末を迎えようとしている。「800勝?当然意識してます。区切りを飾れたらこれ以上のことはないけど、完走して来られたことを良しとしたいと思う」

 祖父は歴代1位の1670勝を挙げた尾形藤吉元調教師。75年に祖父の厩舎に助手として入門。父・盛次厩舎を経て82年開業した。

 「祖父が偉大過ぎて、背負った十字架は重かった。線香を上げる時、胸を張れるようになったのはここ数年のことだと思う」

 有馬記念連覇(98&99年)の名馬グラスワンダーを育てた一方、10年から日本調教師会会長として競馬の発展にも寄与した。「その頃、定年を待たず廃業する仲間が結構いて…。辞めていく人には申し訳なかった」。つらかった記憶は片時も忘れない。

 今週は8頭。中山土曜メイン・アレキサンドライトSは2頭出し。「クロフネビームスは一時低迷していたけど完全に戻った。コアレスキングは人気ないけど必ず賞金は稼いでくれる」と目を細めた。「若い時ほど欲はなくなったけど、自分の気持ちは最後の一走まで燃えていますよ!!」ラストウイークまで1カ月余。ホースマンとしての仕事をやり遂げる覚悟だ。

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2018年1月19日のニュース