ＮＡＲグランプリ２０１７、ウィルウィンが年度代表馬を受賞

　地方競馬全国協会は１５日、年間表彰「ＮＡＲグランプリ２０１７」の表彰馬、受賞者を発表。ヒガシウィルウィン（牡４＝船橋・佐藤賢二）が年度代表馬の栄冠に輝いた。３歳Ｇ１ジャパンダートダービーで地方馬７年ぶりのＶ。秋のＧ２浦和記念でも古馬相手に２着と年間通しての活躍が評価された。

　佐藤賢師は「東京大賞典（８着＝地方馬最先着）でもう少しいい結果が出せていれば良かったが…。地方のファンに申し訳ない思いが強い。次走は未定。川崎記念は距離が長く、考えていない。立て直して交流重賞で結果を出したい」と語った。自身は初の殊勲調教師賞を受賞。さらに管理するハセノパイロは２歳最優秀牡馬に選出された。

　また、地方馬初のＪＢＣレディスクラシック制覇を成し遂げたララベル（牝６＝大井・荒山勝徳）が４歳以上最優秀牝馬に。荒山師も初の殊勲調教師賞を受賞。

　【ＮＡＲグランプリ２０１７表彰馬】▽年度代表馬、３歳最優秀牡馬　ヒガシウィルウィン（船橋）▽２歳最優秀牡馬　ハセノパイロ（船橋）▽２歳最優秀牝馬　ストロングハート（※北海道）▽３歳最優秀牝馬　ステップオブダンス（大井）▽４歳上最優秀牡馬、最優秀短距離馬　ブルドックボス（浦和）▽４歳上最優秀牝馬　ララベル（大井）▽最優秀ターフ馬　ダブルシャープ（※北海道）▽ばんえい最優秀馬　オレノココロ（ばんえい）▽ダートグレード競走特別賞　コパノリッキー（ＪＲＡ）

　※は表彰対象当時の所属

　【ＮＡＲグランプリ２０１７受賞者】▽最優秀勝利回数調教師賞　角田輝也（愛知）▽最優秀賞金収得調教師賞　小久保智（浦和）▽最優秀勝率調教師賞　川西毅（愛知）▽殊勲調教師賞　佐藤賢二（船橋）、荒山勝徳（大井）▽最優秀勝利回数騎手賞　下原理（兵庫）▽最優秀賞金収得騎手賞　森泰斗（船橋）▽最優秀勝率騎手賞　山口勲（佐賀）▽殊勲騎手賞　的場文男（大井）、白井健太郎（船橋）▽優秀新人騎手賞　鈴木祐（岩手）▽優秀女性騎手賞　宮下瞳（愛知）▽ベストフェアプレイ賞　岡部誠（愛知）▽特別賞　山野浩一