【中山7R】菜七子 成人式に初勝利!豪快追い込み初の同着V

[ 2018年1月9日 05:30 ]

8日の中山7Rをビックリシタナモーで勝ち、自らの成人式を飾った藤田菜七子騎手(手前右端)
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 新成人の菜七子が成人の日に決めた!JRA現役唯一の女性騎手、藤田菜七子(20=美浦・根本)が月曜中山7Rのビックリシタナモーで18年初勝利。後方から直線で鋭く追い込み、自身初の同着Vを飾った。

 直線でスタンドが沸いた。菜七子のアクションに応えてビックリシタナモーが後方から猛然と脚を伸ばす。一完歩ごとに前を行くタガノヴィッターとの差を詰め、鼻面を並べてゴールに飛び込んだ。「勝ったかなと思ったけど、戻ってきたら“微妙”って言われたので…」とレース後の菜七子は落ち着かない様子。1着の枠場にはヴィッターが入ったが、8分に及ぶ長い写真判定の結果は同着だった。「良かったです。馬が頑張ってくれた」と安どの表情を浮かべた。同馬とは3戦連続のコンビで1、2、1着と相性抜群。「素晴らしい馬。毎回しっかり脚を使ってくれる。何回も乗せてもらっていて、このくらいやってくれるだろうなと思っていた」とパートナーを称えた。

 新成人の菜七子はこれでJRA通算21勝目。競馬開催のため成人式には出席できなかったが「今は競馬が一番。成人の日は特に意識していなかったけど、馬にプレゼントしてもらった」と笑顔を見せた。初めて年明けから騎乗した昨年の初勝利は2月25日だったが、今年は幸先よいスタート。「新年1週目に勝てたことは良かった。このまま来週も再来週も、今年一年頑張っていきたい」とさらなる活躍を誓っていた。

 ▼音無師(ビックリシタナモーの勝利を京都で見届けて)3回乗ってもらったけど、勝って負けて同着なら、ちょうどいいんじゃないかな(笑い)。成人の日に勝ってくれて、どっちもおめでとうだな。

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