【フェアリーS】プリモシーンに初タイトル、戸崎は土日重賞V

[ 2018年1月8日 05:30 ]

中団から豪快なストライドで抜け出し、フェアリーSを制した戸崎騎乗のプリモシーン(左)
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 新春から戸崎祭りだ。「第34回フェアリーS」が7日、中山競馬場で行われ、2番人気プリモシーンが直線抜け出して重賞初制覇。手綱を取った戸崎は前日の中山金杯(セダブリランテス)に続く土日重賞制覇となった。

 名手がディープインパクト産駒にふさわしい瞬発力を引き出した。青鹿毛が中団から豪快にストライドを伸ばす。外から迫るスカーレットカラーに1馬身1/4差をつける完勝だ。

 「テンションが高かったので返し馬で落ち着かせてレースに臨んだ。前走(未勝利戦)は強いレースだったし、いい素質を感じていた。自信を持って乗った」と淡々と振り返る戸崎。「いい走りだった。リラックスして走れば脚を使ってくれると思っていたが、その通りになった」。同騎手にとってJRA重賞2日連続制覇は15年京王杯SC(サクラゴスペル)→ヴィクトリアM(ストレイトガール)以来2度目。「いい流れですね。これからも一つ一つ大事にいきたい」と戸崎は冷静に語るが、年始からの2日連続重賞Vは田中勝(07年中山金杯=シャドウゲイト→ガーネットS=スリーアベニュー)以来11年ぶりの快挙だ。「出入りの激しいレースになったが、ジョッキーが馬の能力を信じて、腹をくくって乗ってくれた」と木村師も戸崎の手綱さばきを絶賛した。

 8日は京都に舞台を移し、シンザン記念でアーモンドアイに騎乗。史上初となる3日連続重賞Vにトライする。

 ◆プリモシーン 父ディープインパクト 母モシーン(母の父ファストネットロック)牝3歳 美浦・木村厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績3戦2勝 総獲得賞金4337万4000円。

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2018年1月8日のニュース