武豊 ファンに宣言「ブラックの子でG1勝つ、約束します」

[ 2018年1月8日 05:30 ]

キタサンブラック引退式 ( 2018年1月7日    京都競馬場 )

キタサンブラックをなでる武豊(左)
Photo By スポニチ

 引退式に残ったファンの数が1万8000人、とJRA職員から聞かされた武豊は「人気あるわ」と目を丸くしたほどだ。

 大勢のファンの前でマイクを向けられた武豊は「(北島オーナーからの)歌のプレッシャーから解放されました」と、笑いを誘いつつ「ブラックの子でG1を勝ちます。ここで約束します」と宣言。種牡馬キタサンブラックへの最大級のエールとなった。

 その後、武豊は「あれだけ体が大きいのに軽い走りでスピードとパワーがあった。サクラバクシンオーの血が入って(ディープインパクトとブラックタイドの母)ウインドインハーヘアの血も入っている。日本の競馬にマッチするよ」と、種牡馬の成功に理論付けもしてみせた。

 G1・7勝中、6勝が武豊とのコンビで、とりわけ昨秋の2勝は記憶に新しい。雨中の天皇賞・秋は常識的に選択肢にないはずのインコースを突っ込み“神騎乗”と称えられた。ラストランの有馬記念では集大成の逃げ切り劇で日本中が感動に身震いした。

 歴代賞金トップのスーパーホースにまで上り詰めたブラックを語るに欠かせないパートナー武豊はお別れのラストタッチに鼻面をなでた。その思いは「感謝」の二文字だろう。9日には、JRA賞「年度代表馬」の勲章が2年連続で届くのも間違いない。

続きを表示

2018年1月8日のニュース