【東京大賞典】トゥルー、追い切り力強い脚さばき1F12秒8

[ 2017年12月27日 05:30 ]

坂路で追い切るサウンドトゥルー
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 17年のダートチャンピオン戦線を締めくくる「第63回東京大賞典」が29日、大井競馬場でゲートイン。27日は南関東4競馬場などで前々日発売が実施される。今年秋の大井JBCクラシックでG1・3勝目を挙げたサウンドトゥルーは26日、美浦トレセンで最終追い切りを行った。東京大賞典は15年にG1初Vを決めた相性のいいレース。前走・チャンピオンズC11着の雪辱を狙う。

 サウンドトゥルーは大野を背に単走で坂路2本。1本目でゆったりとウオーミングアップ(4F71秒3)を済ませると、2本目の本追い切りでは馬場の外めを力強いフットワークで駆け抜けて4F53秒8。馬なりだったがラスト1Fは12秒8としっかり脚を伸ばした。大野は「しまい楽に動けていた。いい状態をキープできている」と笑顔で太鼓判を押した。

 連覇が懸かった前走・チャンピオンズCは直線で前が空かず11着。鋭い決め手が身上のトゥルーにはスローペースも厳しかった。デビュー45戦目で初めての2桁着順。大野は「直線で外に出せれば良かったが…。もまれてしまって不完全燃焼」と悔しそうに振り返った。救いはレースをしていない分、レース後のダメージが少なかったこと。高木師は「反動がなかった分、いい状態をキープできている」と前向きに捉えた。

 大井2000メートルは6戦して2勝、2着1回、3着2回と抜群の安定感を誇る。大野は「相性がいいコース。勝って気持ち良く終わりたい」と17年を締めくくる大一番でのリベンジを誓った。

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2017年12月27日のニュース