【有馬記念】ブラック生産ヤナガワ牧場代表「一生に1度巡り合えるかどうか」

[ 2017年12月25日 05:30 ]

武豊を背に有馬記念を制すキタサンブラック
Photo By スポニチ

 キタサンブラックを生産したヤナガワ牧場の梁川正普(まさひろ)代表(47)は「競馬は何が起こるか分からないので、ゴールまでドキドキしていたが、最後はジーンとしました。いい締めくくりになって本当にうれしい。僕らのような小さな牧場では、一生に1度巡り合えるかどうかという馬。寂しさもあるが、今はお疲れさまと言ってあげたい」と、感激の表情で表彰台へ。牧場で所有する繁殖牝馬に、ブラックを種付けする予定で「これからどの馬にするか、じっくり考えたい。いい子が生まれてきたらいいですね」と、種牡馬としての活躍にも期待を寄せた。

 同牧場が生産し、ダートG110勝を挙げたコパノリッキーも、29日の東京大賞典(大井)がラストラン。年明けの京都では1月6日にリッキー、7日にブラックの引退式が行われる。梁川代表は「2日続けて生産馬の引退式が見られるなんて、本当に幸せ者だと思います」と、喜びをかみしめていた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月25日のニュース