【有馬記念】(2)キタサンブラック 無事中山へ、変わらず順調

[ 2017年12月24日 05:30 ]

中山競馬場に到着し馬房でくつろぐキタサンブラック
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 万感のラストランへ。23日、キタサンブラックが自身6回目の中山輸送を終えた。決戦前日のスターホースに密着した。

 午前5時 キタサンブラックを乗せた馬運車が栗東トレセンを出発する。

 同11時27分 馬運車が中山競馬場に到着。まずは相乗りした他馬が降りるのを待つ。

 11時36分 10台以上のカメラが向けられる中、悠々下車。カメラマンを見つめながら馬房へ。

 11時38分 入るとすぐに寝ワラをムシャムシャ。ワラをくわえたままカメラの前で何回もポーズを取るサービスぶり。

 11時46分 辻田厩務員が水を与える。チビチビと飲み始め、ホッと一息ついた様子。同厩務員は「いつもと変わらない雰囲気。輸送も順調でしたよ」と笑顔。

 11時48分 近くの馬房で放馬が発生!!カラ馬がブラックの馬房の前をグルグルと2周。危険を感じた報道陣も半パニック状態に。

 11時50分 両手を広げた辻田厩務員が立ちはだかり、無事にカラ馬がつかまる。最初は興味津々だったブラックだが、途中からは我関せずの様子でカイバをモグモグ。「さすがの落ち着きですね。僕の方が動揺してしまいました」とは同厩務員。

 11時55分 作業を終えた辻田厩務員が取材陣に対応。「もう僕には甘えてくれない。彼のペースを乱すと怒られますからね。一人の男、アスリートになりましたよ。期待と不安でいっぱいだけど、まずは無事に走り終えてほしい」。ブラックは栗東と同じように、後ろを向いてオフモードに突入。このまま、静かに決戦の時を待つ。

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2017年12月24日のニュース