【有馬記念1週前追い】リチャード万全 ミルコ「とてもいい」

[ 2017年12月15日 05:30 ]

鋭い動きを見せたスワーヴリチャード
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 前夜から降り積もった雪を切り裂くような鋭い切れ味を発揮した。3歳スワーヴリチャードはM・デムーロを背に1週前追い。リッジマン(4歳準オープン)の後方で折り合いに専念、直線は外から楽な手応えのまま馬体を併せる。抜け出してからゴーサインを出すと、グングン突き放し3馬身先着。前日に追い切ったキタサンブラック(6F78秒6)に対抗!?するような6F79秒0(7F95秒8)の猛時計を叩き出した。

 前走(アルゼンチン共和国杯V)に続いてコンビを組む鞍上は「1週前なのでしっかりやったけど、いい感じだったね。とてもいい状態。手前も替えていたし右回りも気にならない」と、皐月賞(6着)以来の右回りにも不安はない様子。

 3歳馬は秋G1のエリザベス女王杯、マイルCSを制覇。世代を代表するダービー馬のレイデオロはジャパンC(2着)でキタサンブラック(3着)に先着した。ダービー2着のスワーヴリチャードもポテンシャルは通用する。鞍上は「有馬記念は大事なレース。キタサンブラックなどライバルは多いが、楽しみですね。前走も強かったし、同じようなレースができれば」と力を込めた。17年の競馬界を盛り上げたG1請負人が、グランプリも締めくくるか。

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2017年12月15日のニュース