【カペラS】ディオスコリダー重賞初V、津村「まだ強くなる」

[ 2017年12月11日 05:30 ]

外から迫るスノードラゴン(右)を抑えてを制したディオスコリダー(左)
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 「第10回カペラS」が10日、中山競馬場で行われ、津村騎乗の4番人気ディオスコリダーが好位から抜け出して重賞初制覇。ゴール前は9歳馬スノードラゴンに半馬身差まで詰め寄られたが、着差以上の勝ちっぷり。3歳馬による優勝はレース史上初となった。

 今春、3歳ながら果敢にドバイ挑戦。前哨戦のマハブ・アル・シマール(7着)から現地滞在してG1・ドバイゴールデンシャヒーンへ。結果は11着に終わったが、異国での経験は確実に力になっていた。

 初騎乗の津村は「レース前はテンションが高かったが、競馬では力を出してくれた。古馬を倒したんだから凄く力があるし、これからまだまだ強くなる」と声を弾ませた。

 陣営は来年もドバイ遠征を視野に入れる。重賞初Vとなった野嶋祥二オーナーは「強かった。前回は芯が入り切っていなかったが、次は2回目ですから」と早速リベンジ宣言。阪神で見届けた高橋忠師も「招待が来れば、ドバイで前哨戦を使ってG1へ行きたい。今年以上のレースができれば」と力を込めていた。

 ◆ディオスコリダー 父カネヒキリ 母エリモトゥデイ(母の父ワイルドラッシュ)牡3歳 栗東・高橋忠厩舎所属 馬主・野嶋祥二氏 生産者・北海道新ひだか町の前谷武志氏 戦績11戦5勝(うち海外2戦0勝) 総獲得賞金9941万円。

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2017年12月11日のニュース