上村元騎手「調教師でもG1」、新規調教師免許合格者を発表

[ 2017年12月8日 05:30 ]

新規調教師免許試験に合格し会見を行った(左から)石坂助手、上村助手、坂口助手
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 JRAは7日、平成30年度の新規調教師免許試験合格者を発表した。合格者は石坂公一(34)、稲垣幸雄(39)、上村洋行(44)、加藤士津八(32)、坂口智康(36)の5人。上村氏は14年2月末に引退した元騎手、JRA通算570勝を挙げた。うち重賞は10勝。08年にスプリンターズS(スリープレスナイト)でG1を勝った。サイレンススズカとのコンビを思い出すファンも多いだろう。

 引退後は池添兼厩舎で調教助手を務めた。「騎手を辞めるか悩んで決断するまでは早かったけど未練はあった。でも、気力があるうちに次のステップへの挑戦したいと思った」。5回目の受験で合格、晴れて次の道へと進む。「騎手として1回しかG1を勝っていないし、獲ってないG1もたくさんあるので調教師として獲りたい。ジョッキー時代に経験したことを生かしたい。やっていたからこそ、分かることもあると思う」と抱負を語った。

 ◆上村 洋行(うえむら・ひろゆき)1973年(昭48)10月23日、滋賀県出身の44歳。92年に栗東・柳田次男厩舎から騎手デビュー。11年の函館2歳S(ファインチョイス)で重賞初V。通算成績は7880戦570勝で重賞10V。14年2月末に引退後は調教助手。

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2017年12月8日のニュース