【蒲郡ダイヤモンドC】石野 イン逃走V 賞金トップ返り咲き

[ 2017年11月10日 05:30 ]

圧倒的1番人気に応えて優勝した石野
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 G1「ダイヤモンドC」優勝戦が9日、ボートレース蒲郡第12Rで行われた。今シリーズを力強くけん引した石野貴之(35=大阪)が危なげなくイン逃走。圧倒的1番人気に応えて優勝した。2着は道中で毒島を競り落とした魚谷。追い上げた林が3着だった。

 石野に始まり、石野で終わったシリーズだった。初日ドリーム戦を快勝。抜群の安定感で予選を突破し、準優、優勝戦ともインから盤石の逃げで圧倒した。「優勝戦は完璧だった。仕上がりも万全。9R後のスタート特訓からバチッと来ていた」。今節は早くから出足は上位級を誇り、優勝戦も1Mを先に回ると一気に後続を引き離した。あとは悠々の独り旅。石野が語る通りの完璧なシリーズだった。

 これでG1は6度目のV。大一番に強い石野はすでにSGを6勝。遅ればせながらG1優勝回数も並んだ。「G1の方が多く獲って当然だと思っている。もっと頑張らないと」と気を引き締めた。

 今回の優勝で獲得賞金は1億870万5000円。峰を抜いて首位に躍り出た。「見たか峰!」。思わず挑発的な冗談が口を突く。そう、グランプリは近いのだ。「休みに入るし、しっかり(グランプリに)間に合わせたい」。石野の視線はもう先を向いている。

 次回はフライング休み明け、12月の多摩川一般戦。この間に十分、英気を養うことが最重要と石野は考える。心身をリラックスさせ、一気にギアを上げた先にグランプリが待っている。

 ≪次走は多摩川一般戦≫優勝した石野貴之の次走は12月12日からの多摩川一般戦。佐々木康幸、斉藤仁、伊藤将吉らと優勝を争う。毒島誠、中田竜太、魚谷智之、丸岡正典は21日からの下関SGチャレンジC。今垣光太郎、松井繁、菊地孝平、峰竜太、篠崎元志、茅原悠紀、桐生順平ら強豪が相手。林美憲は17日からの芦屋一般戦。平尾崇典、小坂尚哉、秦英悟らが出場する。

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2017年11月10日のニュース