【エ女王杯】ミッキー95点!喜びあふれた淑女の“Vサイン”

[ 2017年11月7日 05:30 ]

淑女のような立ち姿のミッキークイーン。ハッピーな精神状態が伝わってくる
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 ルージュバックがリラックスした立ち姿なら、ミッキークイーンはハッピーな精神状態が伝わってくる立ち居振る舞い。スタッフに促されなくても自分から気持ちよく立っています。馬なのでカメラマンに向かってピースサイン(Vサイン)を送ることはありませんが、しっかりポーズを作っています。

 脚元を見てみると…。昨年のエリザベス女王杯時に着けていた両前のバンデージが外れている。当時はその数カ月前に捻挫した患部(球節)のケアが施され、バンデージの先端から冷却用の湿布がのぞいていました。あれから1年。バンデージを外した“素足”には捻挫の名残さえない。右前内側と左前外側の腱を写真で確認できますが、どちらもしっかり浮き立っています。手加減せずに調教を進められる、すっきりとした美脚。ハッピーな立ち姿ができる理由の一つは脚元の回復かもしれません。

 440キロ台の小さい馬体でもボリューム感にあふれています。首にも厚みがあり、全身がフックラと丸みを帯びている。牝馬にとってこのフックラさはとても大切です。4カ月半の休養明け。腹周りには余裕がありますが、巻き上がっているよりもはるかに好感が持てます。牝馬は牡馬よりも馬体を絞りやすい。今週の追い切りで負荷を掛ければ絞れるでしょうし、負荷が掛けられる美脚です。

 ルージュバックが穏やかな貴婦人なら、こちらは喜びにあふれた淑女。Vサインを送っているような立ち姿です。

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2017年11月7日のニュース