【熊本開設記念】古性 3度目記念V「G1でも戦える」手応え

[ 2017年10月23日 05:30 ]

熊本記念で優勝し賞金ボードを掲げる古性
Photo By 共同

 久留米(熊本開設記念)決勝は22日行われ、古性優作(100期)が3月松阪以来、通算3度目の記念Vを飾った。レースは深谷―浅井―中川―小倉―吉沢―武田―古性―南―小松崎で周回。打鐘前に古性―南―小松崎が上昇。後方から吉沢―武田の師弟コンビが巻き返すと、すかさず好位3番手をキープ。バックでまくった小松崎の仕掛けに合わせて踏みだすと、鋭く伸び切って1着でゴールを駆け抜けた。人気を集めた中川は6番手、深谷は8番手に置かれ、まくり不発に終わった。

 「レースの内容自体はあまり良くなかった。ちょっと待ちすぎてしまったので」と、まずは反省の言葉を口にした古性だが「この勝利で小倉競輪祭(11月23〜26日)に、いい流れで臨むことができる。モヤモヤした気持ちを晴らすことができた」と話した。4月川崎記念の優秀戦で2度失格になるなど事故点の累積で8、9月は斡旋停止。ようやく戦線に復帰した前橋・寛仁親王牌でも準決で失格になっていた。「今回のような走りができればG1でも戦えると思う」と手応えを明かす。

 どんな強力な自力型が相手でも、しっかり位置を取っての自力戦。パワーを増した古性が自信をみなぎらせた。

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2017年10月23日のニュース