【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】２２日京都９Ｒ　好素材テーオービクトリーが２戦目で１０００万級を突破

　天気予報から事前に想像できたことだが、土曜の東京は終日雨が降り続き、午前中は重馬場からスタートした芝コースも午後には不良へ。見た目にも明らかに走りにくそうな馬場で、力を発揮できずに終わった有力馬が少なくなかった。その典型が、９Ｒ・アイビーＳで断然人気に推されていたフラットレー（５着）。新馬戦Ｖがやや重だっただけに問題なく対応可能と思ったが、ここまで極端に悪化しては厳しかったようだ。それでも血統や馬体は間違いなく一級品。次走での巻き返しを期待したい。

　本日の当欄は菊花賞が行われる京都から推奨レースを選択。９Ｒの◎テーオービクトリーでＧ１資金を稼ぎたい。初勝利を挙げるまでに４戦を要したが、５００万は２→１着と２戦ですんなり卒業。レースを使われながら着実にパフォーマンスを上げており、成長力に富んだ好素材という印象がある。休み明けで初の１０００万戦だった前走は４着止まりも、勝ち馬との着差はわずかに０秒２。十分にメドの立つ走りだった。重馬場の新馬戦で７着に負けているだけに馬場状態は気になるところだが、当時より心身共に成長しているのは明らか。３戦連続騎乗となるＭ・デムーロが、ファイトあふれる手綱さばきでＶに導くとみた。