【秋華賞】ファンディーナ 勝負の高野師「今度は中身が違う」

[ 2017年10月13日 05:30 ]

ファンディーナで秋華賞に挑む高野師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、秋華賞に出走するファンディーナを管理する高野師を直撃した。

 ――ファンディーナの前走(ローズS6着)は皐月賞(7着)以来、約5カ月ぶりの競馬。

 高野師 はい。間は空いていたけど、皐月賞よりもむしろ雰囲気は良く感じました。

 ――22キロ増の526キロでしたが太め残りではなかった?

 成長分もあったので太いというより、中身の問題だと思いました。正直、多少急仕上げの感は否めなかったですから…。

 ――夏バテとしたと聞きました。その復調に手間取った?

 そうですね。夏バテもあったし、元々が大きくて弱い部分もある馬なので、ローズSも間に合うかどうか?という感じがありました。

 ――つまり、ギリギリ間に合った?

 ギリギリというか、帰厩してからはとにかく元気は元気でした。だから十分にレースになると思って使ったのですが…。

 ――今週の最終追い切りは動いた。叩いての上積みが見込める?

 1週前が軽過ぎたので心配したし、体重的には前走とそう大きく絞れた感じではありません。でも今度は中身が全く違います。

 ――皐月賞では牡馬相手に1番人気に推され、見せ場をつくった馬。

 春先に少々使い詰め(1月デビューで皐月賞が4戦目)になったせいで皐月賞の時はうっすらとアバラも浮く感じで、必ずしもベストといえる状態ではなかったかもしれません。それでも見せ場をつくったのは立派。改めて走る馬だと思いました。

 ――牝馬同士ならフラワーCを持ったまま2着に5馬身差をつけて圧勝するほどの馬。

 相手関係もあるので何とも言えないけど、走らない馬にできる芸当でないのは確かだと思います。

 ――デビュー以来5戦、全て1番人気に支持されているようにファンの期待も大きい馬です。

 そうですね。人気先行と言われないように、牝馬同士なら、たとえG1でもしっかりと勝ち負けしてほしいところです!!

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2017年10月13日のニュース