【秋華賞】アエロリット先行力磨き!“変則2冠”へ初距離OK

[ 2017年10月10日 05:30 ]

 NHKマイルC優勝のアエロリットが“変則2冠”に挑む。前走・クイーンSは18キロ増の496キロで古馬相手に楽々と逃げ切りV。菊沢師は「春先までは節々に弱いところがあったが、しっかりしてきた。体高も伸びた」と成長に目を細める。

 持ち前の先行力にも磨きがかかってきた。クイーンSは1000メートル通過58秒3。並の馬なら直線で失速してもおかしくないが、影も踏ませず2馬身半差をつけた。師も「無理しているわけじゃなくても時計感覚が他の馬と違う。スピード、パワー、持久力を兼ね備えている」と愛馬の能力にほれ込んでいる。

 NHKマイルCを勝った牝馬は秋華賞で05年ラインクラフトが2着、07年ピンクカメオが14着と未勝利。アエロリットにとっても初の2000メートルは大きなポイントになる。師は「距離が延びるのは期待もあるし、不安もある」と率直な胸の内を明かすが、距離の壁を難なく乗り越えそうな雰囲気は十分にある。

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2017年10月10日のニュース