【凱旋門賞】売り上げ34億円、前年比82% オッズ差は縮小

[ 2017年10月2日 05:30 ]

凱旋門賞で15着に終わったサトノダイヤモンド(右端)
Photo By 共同

 今年の凱旋門賞の売り上げは34億4333万6600円。前年比(41億8599万5100円)では82・3%の減額となった。サトノダイヤモンドが、前哨戦のフォワ賞で4着に敗れた影響は大きかったようだ。それでも昨年は当年のダービー馬(マカヒキ14着)が出走した上に、初めての海外馬券発売。減額とはなったが、健闘した部類といえそうだ。

 興味深いのはJRAの最終オッズとPMU(現地の馬券発売で最大シェア)の差が昨年より縮まったことだ。昨年、3連単配当は国内の方が3倍近くも高くついたが、今年の差はほぼなし。人気サイドの決着という面があったものの、この1年間で日本の馬券ファンの海外競馬を見る目は“熟成”されてきたのかもしれない。JRAの広報担当は「深夜の時間帯にもかかわらず、ファンの方々には感謝申し上げます。昨年の実績に近づく結果となった。凱旋門賞は他の海外競馬と比べても、とりわけ注目度が高いと感じた」と話していた。

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2017年10月2日のニュース