【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】16日阪神9R 関東期待の逸材ディロスが素質馬対決を制す

[ 2017年9月16日 08:00 ]

 1週前追い切りまでの調教過程と気配が素晴らしかっただけに、セダブリランテスのセントライト記念回避は本当に残念。すぐに調教を再開できそうな軽いザ石だったのは幸いだが、今後のローテーションが難しくなったのは間違いない。3戦無敗と能力の底を全く見せていないだけに、どのレースに出走するとしても注目を集めるのは必至。果たして陣営はどんな判断を下すのだろうか。今後の動向から目が離せない。

 3日間開催の初日となる本日の当欄では、注目度の高い2歳オープン戦をピックアップ。阪神9R・野路菊Sに関東から唯一参戦する◎ディロスが勝負どころだ。函館芝1800メートルの新馬戦では単勝1・7倍の圧倒的な1番人気。1角の手前で前の馬がフラフラしても動じず、好位インから向正面に入るとすぐに外へ進路を取り、3〜4角で外を回って徐々に進出。直線入り口で先頭に並んで追い出されると、真っすぐに伸びて楽々と2馬身半突き抜けた。素材の良さがストレートに伝わる勝ち方。3着馬が次走で勝ち上がっており、レースレベルも決して低くはない。2カ月ぶりでも臨戦態勢は整っており、鞍上は引き続きルメール。初戦が小雨の洋芝での圧勝劇だっただけに、台風の影響で道悪になっても能力発揮に支障は全くないとみた。

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2017年9月16日のニュース