【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】10日阪神11R 最適舞台でファインニードルが前走のうっぷん晴らす

[ 2017年9月10日 08:00 ]

 土曜の中山メイン・紫苑SはG1出走権が懸かったトライアルらしい激戦だった。好位からスムーズに抜け出して押し切りムードの△カリビアンゴールドを、開幕週で外を回りながらもねじ伏せた◎ディアドラの強さは本物。前走(HTB賞1着)時に12キロ減っていた馬体重を、ぴったり元に戻していた点も大いに好感を持てる。このまま好状態を維持して本番の秋華賞を迎えることができれば、戴冠のチャンス十分だろう。

 本日の中山メイン・京成杯AHは前日予想で◎だったダノンプラチナが取り消しとなったために、グランシルクを○から繰り上げて◎。正直なところ馬券的な勝負度合は下がるだけに、当欄では阪神11R・セントウルSを取り上げたい。◎はファインニードル。1番人気で5着に終わった前走の北九州記念は、好ダッシュから控えて好位馬群を抜群の手応えで追走。ところが直線で外からかぶされて窮屈な形になり、最後までほとんど追えずにゴールインだった。明らかに脚を余しながら、勝ち馬との着差はわずかに0秒2。スムーズならV争いは確実だったろう。トップハンデ57・5キロで好タイムの圧勝劇を飾った2走前の水無月Sが示す通り、阪神芝1200メートルはベストの舞台。前売り1番人気でも極端な低オッズではなく、配当的な妙味も十分に見込めるとみた。

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2017年9月10日のニュース