【札幌2歳S】何事にも動じないコスモインザハートに柴田大期待

[ 2017年9月1日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・札幌=31日】色づき始めたプラタナスの街路樹が9月の声を待たずに秋を告げる厩舎村。長老記者の梅崎がその奥まった棟に足を運ぶと、目当てのコスモインザハート(札幌2歳S)が夢中でカイバおけに首を入れていた。「食べるのが生きがいなんです(笑い)。今朝、体重を量ったら474キロ。前回より4キロ増です」。ジャンパー姿の渡辺助手が馬房の主に頼もしそうな視線を向けた。この厩舎棟は環状道路に面しているが「車の往来が激しくても全く動じません。夜もちょくちょく様子を見てますが、いつでも寝てます」と笑う。食べる子、寝る子は育つ…を地でいく姿だ。

 前日の追い切りでは札幌2歳S連覇が懸かる鞍上・柴田大を喜ばせた。「道中フワフワしているのにハミを取った瞬間、グンと伸びます。新馬に乗った未崎(柴田大の双子の弟)が“凄くいい馬だ”って言ってた通りでした」(同騎手)。双子の兄弟が手綱をつなぐ重賞挑戦。サケ、イクラ、タラバガニ…食欲の秋に北海道の旬の味覚を満喫させてくれる穴馬かも。

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2017年9月1日のニュース