【北九州記念】福島師&ユタカが大仕事!ダイアナヘイロー4連勝

[ 2017年8月21日 05:30 ]

<小倉11R・北九州記念>直線で抜け出し4連勝で重賞初制覇を飾ったダイアナヘイロー
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 小倉競馬場で覇を競ったサマースプリントシリーズ第4戦「第52回北九州記念」は武豊(48)の3番人気ダイアナヘイローが好位から押し切りV。4連勝で重賞タイトルを手にした。

 連勝の勢いに乗って重賞の壁を突き破った。9番枠からドンピシャのタイミングでゲートを飛び出したダイアナヘイローはスッと2番手へ。内から行き切ったアクティブミノルが前半3F32秒8を刻む速い流れでぴったり折り合い、勝機をうかがった。絶好の手応えで直線に向くとラスト100メートルで抜け出し、500万から4連勝となるゴールを悠々と駆け抜けた。武豊がパートナーを称える。

 「スタートが抜群だったし、道中の感じも良かったです。直線は早めに先頭に立ったけど前半いい走りをしていたので何とか押し切ってくれ…と。元々スピードがあるし、ここに来てコントロールできるようになってきました」

 97年のこのレース、ダンディコマンドでJRA重賞通算100勝を達成。福島師とタッグでの重賞獲りはあの夏以来。「20年ぶりに一緒に勝たせてもらって良かったです」と武豊は満面の笑み。

 来年2月末で定年を迎える福島師にとってラストサマー。勝利を見届けると周囲のトレーナーから握手攻めになり、深く頭を下げた。「まだ半年あるけど最後の年に重賞を勝てて良かった」としみじみ。「以前は控えるとムキになっていたけど競馬が上手になっている。ユタカ君が自信を持って乗ってくれた」と笑顔で振り返った。今後は栗東に戻ってリフレッシュ放牧へ。「ひと月ほど休ませて、それからまた考えます」と話す福島師の思いを乗せ、秋は重賞戦線で飛躍する。

 ◆ダイアナヘイロー 父キングヘイロー 母ヤマカツセイレーン(母の父グラスワンダー)牝4歳 栗東・福島厩舎所属 馬主・駒秀 生産者・北海道浦河町の大西ファーム 戦績16戦6勝 総獲得賞金1億3635万5000円。

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