【関屋記念】ミスターX 新潟でロードクエストが鬼脚再現!

[ 2017年8月13日 05:30 ]

 新潟11R・関屋記念はロードクエスト。ここを目標に丹念に仕上げられてきた。半年以上の休養を叩いた前走・パラダイスS(9頭立て5着)。最後方から脚を伸ばしたが、半数の馬を追い抜いたところがゴール。武器の鬼脚を出し切ったわけではなかったが、1400メートルは確実に短かった。

 マイルで【3・1・0・2】の実績。長くいい脚を使うタイプで直線は長ければ長いほどいい。新潟マイルは同馬にとって最適舞台と断言できる。15年新潟2歳Sで見せた上がり3F32秒8の末脚は今も強烈な印象。当時以来の新潟マイル参戦に、小島茂師は「使った効果は確実にある。新潟は坂がないのでこの子に向いている。暑さにも比較的強いタイプ」と自信を見せる。2年前の夏に見せた衝撃の加速。再現する準備は整っている。馬単(14)から(1)(6)(10)(11)(12)(16)へ。

 札幌11R・エルムSはテイエムジンソク。3連勝中の充実ぶりには目を見張る。3走前の準オープンを4馬身差で制し、2走前・大沼Sも4馬身差、トップハンデを背負った前走・マリーンSは5馬身差の圧勝劇。重賞初挑戦のここを目標にした仕上げだっただけに底は知れない。

 武器は先行力。安定して好位で運べるそのセンスは小回りの札幌でより輝く。古川は「競馬が上手だし、スピードの持続力もある。ここまで悪いイメージが一つもない」とその性能を絶賛する。良馬場の函館1700メートルを史上初の1分42秒台で制した前走後は重賞仕様にブラッシュアップ。最終追いは一杯に追われ、万全の状態をアピールした。混沌模様のダート界に現れた新星。ここは通過点にする。馬単(4)から(1)(2)(9)(10)(11)へ。

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2017年8月13日のニュース