【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】23日福島9R 休養で大幅に成長したカリンバの鉄砲Vを期待

[ 2017年7月23日 08:00 ]

 函館2歳Sで本命視していたモルトアレグロの出走取り消しは、初芝でも能力の違いでV争い必至とみていただけに本当に残念。立て直された次走でぜひ狙いたい。ところで、印を入れてから◎が取り消すのは非常に珍しいケース。○から◎に昇格させたアリアに頑張ってほしいが、口の悪い会社の後輩は「鳥さんの○から買うとよく当たるんですよ。いいんじゃないですか?」。そんなことを言われても全く喜べないが…。

 本日の当欄で取り上げるのは福島9R。紙面の検討原稿にも書いた通り、5カ月のブランク明けでも◎カリンバの素質に期待だ。昨年12月の中山新馬戦(芝1800メートル)をルメール騎乗で好位から鮮やかに差し切りV。母の全兄にワールドエース(12年皐月賞2着)がいる良血馬らしく、非凡な競走センスを示す勝ちっぷりを披露した。同じ舞台の2戦目は出遅れて終始リズムに乗れずに7着と初黒星を喫したが、勝ち馬との着差はわずかに0秒4。出走馬のレベルも低くはなかっただけに、底を見せたと考えるのは早計だ。その後の休養で心身共にパワーアップし、ここ2週続けて坂路で素晴らしい伸び脚を披露。ここまで仕上がれば、500万クラスはあっさり通過できるとみた。

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2017年7月23日のニュース