【有力2歳馬情報・22日中京5R】トゥザフロンティア大物感たっぷり

[ 2017年7月20日 13:56 ]

 芝のマイルで争われる土曜中京5Rに池江厩舎の“真打ち”が早くも登場。トゥザフロンティア(牡)は母が01年のドバイWCで2着し同年のエリザベス女王杯を勝ったトゥザヴィクトリー。兄姉には重賞5勝トゥザグローリーを筆頭にトゥザワールド、トーセンビクトリーが名を連ねる名血だ。さらに初年度産駒が続々と勝ち名乗りを挙げるロードカナロアが父とあって期待は高まるばかり。

 普段辛口の池江師もこの馬に関しては称賛を惜しまない。「母は相当激しい気性の馬だったけど、この馬はしっかりして自分を見失わない。その辺は種馬が出ていると思う」。何より稽古が雄弁だ。水口(レースはホワイト)が騎乗した1週前のCWが6F82秒5からラスト1F11秒6を刻む破格の切れ味。最終追い切りは3歳未勝利のトゥザクラウンと併せ、復帰戦を迎える兄に花を持たせた格好で先着を許したが、3F37秒9〜1F11秒5を悠然と刻むスピードはモノが違う印象。「調教でもしっかり動けている。割りとワンペースの血統だけど、この馬には“切れ”がある。カナロアの瞬発力があるね。あとは実戦でどうか。調教通りに走ってくれたら」。指揮官の視線は血統の悲願、G1制覇を見据えている。

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2017年7月20日のニュース