【万哲の乱 特別編】9日中京11R 初の中京が吉と出るベストマッチョ

[ 2017年7月9日 08:00 ]

 中京11R・プロキオンSは出走してくれば、本命候補だったエイシンバッケンが回避。実績上位のカフジテイクはドバイ帰りの帰国初戦で典型的な追い込み型。コーナーがきつい中京ダートの3〜4角で外々を回って脚を使わされると、同じ左回りの東京ほどは簡単に差しが届かない。現にプロキオンSがコース改装後の中京で行われるようになった12年以降、逃げ&先行型が活躍している。12年は12番人気の伏兵トシキャンディが逃げ切り。昨年は1番人気ノボバカラが道中2番手から抜け出して優勝。「先行の利」は大きい。

 中京初参戦の関東馬の(2)ベストマッチョは前走・麦秋S(1着)が鮮やかな逃げ切りVだった。2着エイシンバランサーとは首差だったが、3着以下は3馬身突き放す快勝。重賞でもやれる力を付けてきた。同じG3挑戦となった1月根岸S(12着)では2番人気に推されたが、休み明け&外寄り15番枠でロスを強いられた。さらに今回より強い相手が集まっていた分、楽ではなかった。手塚師は「中京は初めてだけど、むしろ合いそうな印象」と手応え。コーナーがきつい分、内寄りでロスなく先行できれば、差し馬は封じ込みやすい。道中2〜4番手が理想の位置。絶好2番枠を生かして、イン追走から好位差しがVのシナリオだ。

 《もうひと押し》函館12R・かもめ島特別は(5)ポールヴァンドル。牝馬ながら雄大な馬格の持ち主。前で運んで粘り強く、コーナー4回&洋芝の函館1800メートル戦はピッタリ。

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2017年7月9日のニュース