【七夕賞】重賞2勝目狙うゼーヴィント、3頭併せで首差先着

[ 2017年7月6日 05:30 ]

3頭併せで追い切るゼーヴィント(手前)
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 好相性の福島で2つ目のタイトルを狙うゼーヴィントは、Wコースで3頭併せ。セシルクラウン(4歳500万)が先導し、クリミアタイガー(同)を挟んで1馬身差の等間隔で最後方を追走。直線は外を回った2頭の内へ潜り込む形。いっぱいに手綱をしごかれ、外で遅れたセシルを尻目に、最後まで食い下がったクリミアに首差先着。ゴール後も手綱を緩めず、1角すぎまでスピードを保ったまま併走した。

 見守った木村師は「間隔が空いて体に余裕があるので、しっかり動かしていく形。まだ少し重さを感じるが、先週より仕上がりは進んでいる」と納得の表情。昨夏の福島ラジオNIKKEI賞で重賞初制覇を飾って以降、白星こそないが重賞で3戦連続2着と安定。「勝ち切れないのが課題だが、素質は素晴らしいものがある。秋は大きいところを狙いたいので、今回はトータル的な能力で、何とか結果を出してほしい」と、祈るような気持ちで送り出す。

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2017年7月6日のニュース