【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】1日中京11R馬体回復&得意舞台でドラゴンバローズが巻き返す

[ 2017年7月1日 08:00 ]

 3歳秋以降は一度も3着を外していなかった◎キタサンブラックが、まさかの9着に沈んだ先週の宝塚記念。暑さや雨で緩んだ馬場状態、向正面に入って掛かり気味になったこと、優勝したサトノクラウンに道中でプレッシャーをかけられたこと…。敗因をいろいろ考えたが、同じようなケースでも卓越した粘りで大きく崩れなかった馬。状態面に敗因を求めるのが妥当だろう。調教過程や追い切りの動きを見る限りは大丈夫と判断したが、この結果を見ると、大阪杯→天皇賞・春→宝塚記念を3連勝して2億円のボーナス獲得は至難の業かもしれない。

 今週から本格的な夏競馬が開幕。初日の馬券的な勝負どころは中京11Rの◎ドラゴンバローズだ。1番人気で7着に終わった前走の桃山Sは、中団から早めに押し上げたものの直線で完全に失速。馬体重10キロ減が示すように、使い詰めで状態がピークを過ぎていたのが敗因だろう。2カ月余のレース間隔を空けたことで体は回復し、ここ2週続けて追い切りで迫力満点の動きを披露。復調ムードは明らかだ。しかも舞台は2走前の現級2着を含む【2201】と最も得意にしている中京ダート。降級4歳馬の▲ナムラアラシが強敵だが、同馬は追い込み一手の脚質。信頼性の高さは先行して長くいい脚を使えるこの馬の方が断然上とみた。

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2017年7月1日のニュース