【函館SS】北海道では3戦3勝!夏女全開ブランボヌール

[ 2017年6月16日 05:30 ]

大好きな夏、大好きな函館で重賞V必ず!岩田を背にWコースで躍動するブランボヌール
Photo By 提供写真

 夏の北海道シリーズ開幕を告げる函館スプリントSは、輸送がない滞在競馬らしく出走13頭中6頭が木曜追いを選択。2戦2勝と好相性の函館に戻ってきたブランボヌールは、Wコースで軽快な走りを披露し、復活Vへ準備万端だ。

 涼やかな風に触れると活気がみなぎってくる。ブランボヌールがWコースで躍動した。馬なりで5F67秒9〜1F12秒8。実にパワフルな動き。感触を確かめた岩田も好ジャッジ。

 「落ち着きがあったし、感触は良かった。トモがしっかりしてきた。体が成長していますね」

 コンビを組むのは昨年3月のチューリップ賞(14着)以来で、パワーアップを実感していた。函館は2戦負けなし。一昨年に函館2歳SでV。昨年はキーンランドC勝ちもある。北海道は3戦3勝。中竹師もこの時季を見据え、ローテーションを組んだ。放牧先で乗り込まれ、態勢を整えた。

 「この馬は洋芝がどうというより、この時季がいい。良くなる時季が来るまで待とうと、ここを目標にしてきた。今の動きが証明しているでしょ?」

 反応が悪かったら追うプランだったが、馬なりで十分だった。「追わなくても反応が良かった。ダイナミックでしたね」と師は納得の表情を浮かべた。

 前走のシルクロードSは13着とシンガリ負け。中団でレースを組み立てたが、ズルズルと後退してしまったように、持てる力をフルに発揮できなかった。

 「前走も悪い感じはしなかったけど、今回ほどの動きはなかった。夏の時季が一番。滞在していた方がいいタイプかもしれない」

 函館で行われた過去9回を見ると、4歳馬が【2・2・3・6】と好相性を誇る。また牝馬が4勝と牡馬相手でも互角に渡り合っているのが分かる。過去5年で前走2桁着順からの巻き返しが3回。データも大いに後押しする。この馬に関しては近走の着順を気にすることはない。だって夏が大好きなのだから――。北の大地で一気に息を吹き返す。

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2017年6月16日のニュース