【江戸川大賞】土屋まくってG1初V「江戸川が大好きになった」

[ 2017年6月9日 05:30 ]

<江戸川大賞>レース後に水神祭が行われ水面に投げ込まれた土屋
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 G1「江戸川大賞・開設62周年記念」は8日、12Rで優勝戦が行われた。2号艇の土屋智則(32=群馬)がまくって制覇。5回目の優出でG1初Vを飾った。賞金900万円と共に、来年3月の浜名湖SGクラシックの出場権を獲得した。

 2コースからコンマ12のトップスタートを決めた土屋。対してイン平尾はコンマ30の立ち遅れ。絶好のスリット隊形になった。だが土屋に「G2の時の失敗」の記憶がよみがえる。昨年3月に行われた当地MB大賞の優勝戦。今回と同じ隊形だったが、1Mのターンが流れて叩いたはずのイン茅原悠紀に逃げを許してしまった。しかし、同じ過ちは繰り返さない。「ターンマークを外さないことだけを考えて落として回った」。丁寧な旋回で1Mをクリア。道中は山田に迫られ「気が抜けなかった」と振り返ったが、逆転を許すことなく先頭ゴール。最後は力強く2度、拳を振り上げた。

 苦い過去と決別し、G1ウイナーの仲間入り。レース後は「江戸川が大好きになった」と笑顔を見せた。「G1覇者に恥じない走りをする」。土屋の戦いの舞台が、ワンランク上がったことは間違いない。

 ◆次走 平尾崇典、山田康二の次走は13日からの、とこなめG2モーターボート大賞。前本泰和、平高奈菜、前田将太、小野生奈、中田竜太らと優勝を争う。土屋智則は13日からの福岡一般戦。平石和男、江夏満、池永太らが参戦。飯山泰と若林将は14日からの、びわこ一般戦。木村光宏、田中豪、山口裕二らが出場。斉藤仁は20日からの鳴門SGグランドチャンピオン。松井繁、山崎智也、菊地孝平、峰竜太、桐生順平ら強豪とVを争う。

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2017年6月9日のニュース