【2歳馬チェック(阪神)】ケイアイノーテック 母譲りの卓越したスピード能力

[ 2017年6月4日 07:25 ]

3日のメイクデビュー阪神を制したケイアイノーテック
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 3日、阪神競馬場5Rで行われた「メイクデビュー阪神」(芝1600メートル)は、福永祐一騎手騎乗のケイアイノーテック(牡2=平田厩舎、父ディープインパクト、母ケイアイガーベラ)が好位追走からあっさり抜け出して、JRAでの2歳戦、一番星となった。

 好スタートを切ったケイアイノーテックは、スッと控えて先行集団の直後につけた。直線に入り内を突いて抜け出すと最後は2着・バイオレントブローに2馬身差をつける完勝劇。さらに首差の3着にはディバインブリーズがはいった。勝ちタイムは1分36秒8(良)。

 父はディープインパクト、母はダート短距離で9勝(重賞2勝)を挙げたケイアイガーベラの血統。母譲りの卓越したスピード能力で圧巻のパフォーマンスをみせた。好位集団につけながらも上がり3ハロンはメンバー最速の33・5秒とディープ産駒特有の切れ味もみせた。

 2着のバイオレントブローは終始ケイアイノーテックの後ろで立ち回り2着を確保。レースセンスがありそう。3着のディバインブリーズは外から追い込んだが内を通った2頭には届かなかった。

 次走注目は4着タイセイソニック。道中掛かり気味も後方2番手から上がり2位33・7秒の末脚で追い込んで4着。9番人気と低評価だったが、潜在能力の高さを見せつけた。

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2017年6月4日のニュース