【日本ダービー】強敵アルアイン倒せる!ペルシアンがV候補

[ 2017年5月23日 05:30 ]

過去25年のデータ分析から日本ダービーのV候補に浮上したペルシアンナイト
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 群雄割拠の戦国ダービー。本命馬選びに頭を悩ませているファンの方も多いはず。そんな時こそデータの出番!いつもは10年分の結果を検証してるが、今回は過去25回をじっくり分析。その結果、皐月賞2着のペルシアンナイトがV候補に浮上した。

 (1)重賞実績 勝ち馬24頭が重賞でのV経験あり。例外はデビュー3連勝で頂点に立った96年フサイチコンコルドだけだが、今年は無敗馬がいないので関係なし。サトノアーサーは意外にも重賞は勝っておらず、いきなり脱落。

 (2)距離実績 2400メートルでのタフな一戦。全ての優勝馬には1800メートル以上の芝レースで連対経験があった。キョウヘイ、ジョーストリクトリはマイル重賞を勝っているが、この距離は未知数。

 (3)前走 前走は皐月賞4着以内かオープンVが条件。例外は桜花賞2着から参戦した07年ウオッカを含めた3頭だけ。ここで皐月賞5着レイデオロ、9着カデナの実力馬たちが脱落。

 (4)青葉賞組は? アドミラブルの大物感は認める。それでも総勢30頭出走した青葉賞組が優勝なしのデータは見逃せない。同じ青葉賞組だったシンボリクリスエス、ゼンノロブロイはダービー2着に泣き、後にG1馬になった。アドミラブルを安心して狙えるのはもう少し先か…。

 (5)上がり3F 残ったのは皐月賞1、2着の池江勢2頭。ここで注目したいのは秘める末脚の威力。過去23頭のダービー馬は本番までに2回、メンバー中最速の上がり(3F)を叩き出していた。アルアインは皐月賞を上がり34秒2の脚でしぶとく差し切ったが最速上がりを記録したのは新馬戦の1回のみ。対してペルシアンナイトは6戦中4回で計時。府中の長い直線を制するには、強じんな末脚が必要と判断。

 結論 ペルシアンナイトが全項目をクリア。皐月賞(2着)は早めに動く積極的な競馬で負けて強しだった。最終項目まで残ったアルアインは強敵だが、逆転の目は十分だ。

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2017年5月23日のニュース