天皇賞馬・ヤマニンゼファー死す 29歳老衰 前日まで変わった様子なく…

[ 2017年5月16日 14:51 ]

<第108回天皇賞・秋>田中勝春騎手のセキテイリュウオーと柴田善臣騎手のヤマニンゼファーの息詰まる叩き合い。ゴール手前20メートルで田中勝春騎手はステッキを落とした
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 92&93年の安田記念と93年の天皇賞・秋を制したヤマニンゼファーが16日朝、老衰のため死んだ。29歳だった。現役時代は20戦8勝。うち重賞4勝。92年の安田記念を11番人気で制して以降、一線級で活躍。翌93年の安田記念でG12勝目を挙げると、秋には初の10F挑戦となった天皇賞・秋をセキテイリュウオーとの大接戦の末、ハナ差で制した。種牡馬としては00年武蔵野Sを制したサンフォードシチーを輩出した。

 錦岡牧場の引木晶則氏は「毎年たくさんのファンの方が会いに来てくれていました。晩年はファンの方に自分から寄っていくような愛想のいいところもありました。今年の冬に一時体調を崩し見学を制限しましたが、最近は落ち着いて前日まで変わった様子もなく、突然のことで驚いています」とコメントした。

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