【オークス】フローレスマジック、完成途中も“女王の器”

[ 2017年5月16日 05:30 ]

 素質は疑いようがないフローレスマジックだが、まだ完成への道の途中だ。3走前・アルテミスS(2着)をマイナス12キロで出走したかと思えば、2走前・クイーンC(3着)は18キロ増。前走・フローラS(3着)は脚質一変、好位からの競馬を見せた。木村師は「それでも牝馬のトップレースに出ているという事実が彼女の素晴らしさ。血統的に本当のヤマはこれからの馬だけど前走も3着と形にはなる。器を持っているということ」と説明する。

 放牧先で乗り込まれ、10日に帰厩。ここからオークスへ向けて状態を上げていく。「真っ向勝負の舞台。能力を最大限に出し切れるように導きたい」。5年連続でディープインパクト産駒が連対している樫の舞台。ラキシス、サトノアラジンの重賞馬をきょうだいに持つ良血が完成に近づくなら、その切れ味は脅威になる。

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2017年5月16日のニュース