ヴィクトリアM初勝利のC・ルメール 伏兵評価も「自信あった」

[ 2017年5月14日 16:24 ]

<第2回東京競馬8日目>11Rヴィクトリアマイル アドマイヤリードで勝利したルメールはスタンドに向かってガッツポーズ
Photo By スポニチ

 「第12回ヴィクトリアマイル」(G1、芝1600メートル)は14日、東京競馬場11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の6番人気・アドマイヤリード(牝4=須貝厩舎、父ステイゴールド、母ベルアリュール2)が勝利し、重賞初勝利でのG1初制覇となった。1馬身1/4差の2着には11番人気・デンコウアンジュが入り、さらに首差の3着は7番人気・ジュールポレールだった。圧倒的1番人気のミッキークイーンは7着に敗れた。

 アドマイヤリードは大混戦となった直線で馬群の中央から力強く抜け出した。メンバー中最軽量422キロと小柄な女王をエスコートしたルメールは「自信があった」と笑顔でレースを振り返った。

 道中は後方待機となったが「ちょうど良いポジションだった」と思惑通り。逃げたソルヴェイグが後ろを引きつけるスローな流れにも「直線では(追い出しを)我慢した」と冷静に馬群の中で好機を待った。

 わずかにあいた隙間を一瞬で抜け出してきたが「瞬発力はすごいけど、長くは使えないので」と最後まで気を抜かなかった。大外から伏兵・デンコウアンジュが追いこんできたがもうひと伸び。我慢した分、余力は十分だった。

 4歳とまだ若く「今年はすごく良くなった。今年は2連勝して前走もG2で2着」と成長を実感。G1初制覇に喜びもひとしおのようで、最後に「直線ですごく頑張ってくれた」と満面の笑みで愛馬を労った。

 ルメール自身にとってもJRA通算600勝達成にG1制覇とメモリアルな1日となった。

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月14日のニュース