【ヴィクトリアM】過去3年は敗戦も…4度目に懸けるスマートレイアーは“違う”馬

[ 2017年5月14日 14:05 ]

ヴィクトリアマイルに向けて運動する「白くなった」スマートレイアー
Photo By スポニチ

 古馬牝馬限定のG1「第12回ヴィクトリアマイル」(芝1600メートル)は14日、東京競馬場11Rで行われる。このレースの“常連”スマートレイアー(牝7=大久保厩舎、父ディープインパクト、母スノースタイル)は14年が1番人気8着、15年が6番人気10着、16年が3番人気4着。陣営の「4度目の正直」に懸ける思いは強い。

 過去3年はすべて前哨戦の「阪神牝馬S」(G2)を使ってから本番を迎えていたが、今年は2月の「京都記念」(G2)2着以来、3カ月ぶりのレースに本番を選んだ。管理する大久保師も「休み明けは得意だし、そのあたりがいい方に出れば」とパターン変更に期待を寄せる。

 データも心強い。12回目を迎える「ヴィクトリアマイル」だが、過去11頭の勝ち馬のうち7頭が前走で牡馬混合の一戦で敗れてからの巻き返し。「京都記念」で強豪を相手に2着と健闘したスマートレイアーにとって追い風が吹いている。

 変わったのは臨戦過程だけではない。芦毛の同馬は7歳を迎えて、馬体が昨年のグレーから見違えるほど白く変化。師が「ベテランだし自分で体をつくる。気力があって、筋肉の衰えもない」と信頼する“大人”になったスマートレイアーが悲願のG1初勝利を狙っている。

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月14日のニュース