【ヴィクトリアM】“穴党魅力”ビレン、池添「一発狙える」

[ 2017年5月12日 05:30 ]

水しぶきをあげてプールに入るアスカビレン
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 【G1ドキュメント=11日】ヴィクトリアマイル出走馬の最終追い切りは、全て水曜に完了。各馬の動きをチェックした寺下は、伏兵アスカビレンが気になっていた。一昨年の秋華賞(7着)で本命にした5歳牝馬。木曜朝は前日の最終追いにまたがっていた池添の姿を探した。ジョッキーが調教スタンドに現れると、穴党!?の報道陣が取り囲む。

 「久しぶりに乗ったけど馬は良くなっている。昨日は荒れた時間帯の馬場でも全然、脚を取られなかった。相当具合は良さそう」

 鞍上がコンビを組むのは、昨年3月のうずしおS(4着)以来。約1年間で成長を感じ取る。秋華賞でも手綱を取っていた鞍上は「あの時も一瞬、並びかけるところまでいった」と回顧。直線に入って勝ち馬ミッキークイーンの外から迫った。最後は伸び切れなかったが、着差はわずか0秒3。鞍上も「マイルならやれてもいい」と反撃を誓う。

 来週のオークスは、桜花賞馬レーヌミノルで2冠獲りに挑む。前日に1週前追い切りに騎乗した池添は「躍動感があったし、メチャクチャ良かった」と絶賛。距離延長についても「この時期なら適性より能力でカバーできる。そこに期待」と手応えが伝わってきた。

 上位人気必至の来週と違い、今週は人気薄の立場だが「うまいこといったら、一発狙える」と力を込める。春の桜花賞も8番人気だったが、断然人気のソウルスターリング(3着)を寄せ付けなかった。ミッキークイーンの1強ムード漂う今回も、鞍上の手綱さばきから目が離せない。

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2017年5月12日のニュース