【NHKマイルC】ファン泣かせのレース 1番人気17着は過去最低の“珍記録”

[ 2017年5月7日 21:43 ]

17着に敗れた1番人気のカラクレナイとM・デムーロ
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 7日、東京競馬場で行われた「NHKマイルカップ」(G1、芝1600メートル)は2番人気の牝馬・アエロリット(牝3=菊沢厩舎、父クロフネ、母アステリックス)が優勝した。昨年6月のデビュー戦以来の2勝目となったが、1勝馬がこのレースを勝ったのは史上初めてだった。

 NHKマイルCは“荒れる”G1として知られているが、今年も戦前は大混戦の様相だった。人気オッズが割れたため、18頭中最低18番人気のナイトバナレットの単勝オッズは100・9倍。過去のNHKマイルCの最低人気馬で最もオッズが低かったのは、ディープスカイが勝った08年のアポロフェニックス(結果は14着)で105・5倍だった。

 ファンが苦悩の末、1番人気に支持したカラクレナイは17着。鞍上のM・デムーロが「全然ダメだった」と振り返る惨敗。過去の1番人気馬の最低着順は96年・第1回のファビラスラフインの14着(勝ち馬はタイキフォーチュン)だったため、過去ワーストを更新。荒れるレースといわれるが、ありがたくない“珍記録”が出てしまった。

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2017年5月7日のニュース