【NHKマイルC】大混戦!異例オッズでよみがえる07年973万馬券の記憶

[ 2017年5月7日 13:06 ]

07年“大荒れ”のNHKマイルCを17番人気で制したピンクカメオ
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 3歳マイル王を決める「NHKマイルカップ」(G1、芝1600メートル)が7日、東京競馬場11Rで行われる。7日13時の時点でカラクレナイが単勝4・8倍で1番人気に支持されている。しかし、18頭中最低18番人気のナイトバナレットでも単勝74・6倍と、70倍台までに18頭がひしめく“大混戦”のオッズ模様。ちなみに先週末のキタサンブラックが勝利した天皇賞・春(G1、4月30日)は17頭中10番人気以下の8頭が単勝100倍以上のオッズだった。

 この異例のオッズで想起されるのがちょうど10年前の07年のNHKマイルCだ。18頭中17番人気の牝馬ピンクカメオが勝利したが、単勝の配当は7600円どまりだった。実はこの一戦も今年同様に主役不在の混戦が予想されていた。

 前哨戦・ニュージーランドT(G2)を11番人気で勝ったトーホウレーサーはフロック視され、本番でも伏兵扱いの7番人気(結果は5着)。前走の皐月賞で9番人気ながら6着と善戦したローレルゲレイロが押し出された1番人気となった。この馬が2着を確保したものの、3着には最低人気のムラマサノヨートーが入り、17番人気→1番人気→18番人気の決着。3連単の配当は当時のG1最高配当額を更新する973万9870円を記録した。

 今年も前哨戦・ニュージーランドTを12番人気・ジョーストリクトリが勝利したが、現時点では15・7倍の8番人気と伏兵扱い。桜花賞で7番人気ながら4着と善戦したカラクレナイが押し出された1番人気。共通点は少なくない。オッズだけをみれば07年以上の混戦と予想されている今年のNHKマイルCは何が勝っても不思議ではない。

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2017年5月7日のニュース