【天皇賞・春】キタサンブラック、連覇へ余裕調整 変わりなく順調

[ 2017年4月25日 05:30 ]

サトノダイヤモンドとのリベンジマッチに挑むキタサンブラック
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 大阪杯で年度代表馬の貫禄を示したキタサンブラック。早めスパートから押し切る文句なしの内容だった。有馬記念ではサトノダイヤモンドの後塵(こうじん)を拝したが、当時は2キロの重量差。今回は同重量58キロでの再対決。連覇の懸かる舞台だが、辻田厩務員は「何も変わったところはない。とにかく順調。変わってくるようなら逆に困るぐらい」と余裕の表情だ。

 大阪杯は有馬記念以来とあって懸命な仕上げが目についたが、今回は余裕の調整。1週前のCWでは馬なりで6F82秒7。それでもラスト1Fは11秒7を刻み、先週東京の準オープン・鎌倉Sを制したアキトクレッセント相手に、しっかり先着を果たした。

 「去年と比べ体的には変わらないけど、精神的なもの、体力や内臓面なんかも成長していると思う。競馬を使った後もどっしり構えているし、落ち着いている」と辻田さんは愛馬に優しいまなざしを向ける。来るなら来い…王者の威風堂々たる気構えが感じられた。

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2017年4月25日のニュース